作品「旅の見守り」の完成・パネル作り
作品「旅の見守り」の続き。
作品の中の、旅する女性の肩に、鳥をとまらせることにしました。
前回ブログに書いたように、光の刺繍は透明感を、人物にはしっかりした重みを感じるように・・
ということで、
人物の肩にのる鳥も、太い糸で、しっかり刺繍することにしました。
1月中旬。(まだ腱鞘炎が痛いです 。)
1月の第3週になって、作品が完成しました。
と、言っても
これから、まだ作業はあるのです。
刺繍の作品は、
刺繍されているところは縮み、刺繍のないところは縮んでないので
正確な平面ではないのです。
その上、織物の段階でもひずみがあるので、
かなり修正しないと、パネルにきちんと貼ることができないのです。
ですから、伸びたところを、作品の表面にひびかないように縫って、縮めます。
複雑に伸び縮みがあると、難しい作業です。
そして、いよいよパネルに貼ります。
あらかじめ、木製ノパネルの上に、丈夫な木綿の布がはってあるものを用意します。
その上に作品を広げて、上下左右にうまくひっぱって、
貼ってある木綿の布に縫い止めていきます。
この作業も、けっこう難しいですね。
布だから、融通はつくのですが、
たいてい、作品がきちんと四角になっていなくて、ゆがんでいるものですから・・・
このように、パネルからはみだしたり、パネル寸法以下だったりです。
このあと、額を作ってもらうのですが、
パネルの寸法以下に縮んでいることが多いと、額作りに影響します。
額は友人の平尾さんベースを作ってもらって、自分で仕上げます。
どんな額にしようかな。